高血圧を見直す渡辺尚彦先生による反復1週間減塩法

高血圧に悩む高齢者は多く、僕の母親もその一人です。
母は毎朝血圧を測定し、常に心配しているようです。
高血圧を改善するための方法はインターネットや本にたくさん記載されているものの、高齢な母親にはインターネットなどは無縁ですし、本を読むという”面倒なこと”は受け付けないようです。

そこで、僕が好きな健康番組『健康カプセル ゲンキの時間』で高血圧の改善の方法について放送していたので、僕の母親やその他、高血圧に悩む方々に参考になればと思い、番組内容をまとめてみようと思いました。
減塩なんてやったことがない人にとっては、減塩なんて簡単そうじゃないか!と思ってしまいがちですが、検証前・検証後などのデータが見えにくい分、やりがいもなく、逆に難しいものです。
しかし、番組内で紹介されていた減塩専門の先生が高血圧の患者を指導するとどのような結果がでるのか。
たった1週間で上の血圧が30も下がったという事例も紹介され、効果が期待できそうです。

千葉県柏市聖光ヶ丘病院 総合内科 渡辺尚彦先生

30年以上にわたり24時間血圧計を装着し、自らのデータを元に減塩指導するというミスター血圧こと渡辺尚彦先生が今回指導するのは、[1日の塩分摂取量11.4g 上の血圧159]のAさんと、[1日の塩分摂取量5.3g 上の血圧168]のBさんです。
生活習慣予防のための1日あたりの塩分摂取量の目安は、男性8g未満 女性7g未満ですので、Aさんはかなりオーバーしていますね。
とはいえ、日本人の平均値も10g位だそうです。
高血圧の人は6g未満を目指さなければならないということで、ほとんどの日本人は今までの半分程度に抑えなくてはならないということです。
おふたりの1日あたりの塩分摂取量には大きな差がありますが、Bさんは食塩感受性が強いから高血圧なのではないかということでした。食塩感受性が強いという方は、少量の塩分で血圧が上がってしまうようです。

ちなみに上記のおふたりの塩分摂取量・血圧は、
・血圧が24時間どのくらいの平均値なのかを調べる → 1日のなかでも血圧は大きく変動しているため
・同時に24時間の畜尿 → 24時間の畜尿で1日分の塩分摂取量を測定できる
この2つの検査から正確に出された結果です。

高血圧のおふたりの減塩対策方法は、渡辺尚彦先生が指導する『反復1週間減塩法』という方法で、無期限ではなく、1か月に1回(1週間)だけ徹底的に減塩し、これを繰り返すという方法です。
これにより、反復1週間減塩法の後、今までの普通の食生活に戻ると塩分摂取量は上がるが、味覚がかわり、今までの味付けがしょっぱく感じるというわけです。
しょっぱく感じれば自然と薄味になり、減塩につながっていく。
この好循環を目指していくことになります。

反復1週間減塩法

禁止する食品と摂取可能な食品

反復1週間減塩法では、塩・しょうゆ・ソース・みそなどの調味料は禁止。
漬物・梅干し・調味料が付いているものなど塩分が高い食品も禁止。
その一方でいくらでも使ってよい調味料は「酢」。
酢は降圧調味料のため。
酢に含まれる酢酸が血管を拡張させ、血圧を下げる作用があるといわれている。
番組内で用意された酢は、お酢・黒酢・ワインビネガーバルサミコ酢・リンゴ酢。
減塩で1番効果的なのは朝食で、起床後は血圧をあげるホルモンが高くなるのでこのときに減塩すると血圧を下げるのに有効らしい。
また、納豆は血圧を下げるチャンピオンで、納豆の原料の大豆には血圧の上昇を抑え、血中のコレステロールを下げる働きがあるらしい。
加えて、ワイン(ブドウ)に含まれるポリシーフェノールは血管を拡張させる働きがあるため良いらしい。
以上のことを踏まえて1週間減塩します。

減塩1週間後

Aさん 塩分摂取量11.4から2.1gに大きく減少。しかし血圧は 上の血圧159から156とあまり変化はなかった。
一方Bさんは、塩分摂取量5.3から2.4に減少。血圧は168から136へと大きくダウン。
減塩することで血圧が下がる方は多いが、反応がいい人と悪い人がいるらしい。
しかし減塩を続けていけば下がってくるケースもあり、1回の反復1週間減塩法で効果がでなくとも減塩は信じて続けることが大事だそうです。
また、おふたりとも1週間減塩したことで味覚が改善され、今まで食べていた食事はこんなにも味が濃いものだったのかと”気付き”を得ることができました。

まとめと雑記

高血圧を放置すると動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)が常に付きまといます。
高血圧には減塩が大切なのだと分かっていても、自分主導で徹底した減塩をすることは難しいことです。
この「反復1週間減塩法」は面白い方法だとは思いませんか?
人はよりおいしいモノ・味が濃いモノを求めていく過程で、過剰に塩分を摂取してしまうのかもしれません。
今回の『健康カプセル ゲンキの時間』のように、きちんとしたデータを元に専門の先生に診ていただくことで、現状を知り、今自分がやらなければならないことが分かってくるかもしれません。

漢方と高血圧について

漢方には「血圧」という概念はないらしく、強力に血圧を下げる漢方薬はないようです。
ただ、高血圧に伴う頭痛・めまい・肩こり・のぼせ・便秘など、こうした随伴症状(高血圧に関連した症状)に悩まされる場合には、その改善のために漢方薬が使用される。
参考にした本:NHK今日の健康 漢方薬事典

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