100均の商品で換気扇の掃除をおこなう

100均で換気扇掃除

100均で購入することができる換気扇の掃除のための関連商品をご紹介します。

油汚れが付着したスポンジ・ブラシ・手袋などは一度きりの使い捨てにする方も多く、それを考えると100均の商品には魅力があります。

換気扇の素材・油汚れの状態を見極めてから商品を選ぶようにしましょう。

何の掃除についても言えることですが、いかに汚れにフィットする道具を使用するかです。

手当たり次第に100均の商品を選ぶのではなく、一度、換気扇の汚れの状態を見て、『ここのところは毛の短いブラシが必要だな』とか、『スプレーだと周りに飛び散ってしまうから私は刷毛で洗剤を塗ろうかしら』などとイメージしながら選ぶと掃除の勉強にもなります。

それらのヒントとしてこのページを参考にしていただければ幸いです。

換気扇の掃除に便利な100均アイテム

セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダです。
重曹よりも油汚れを落とすことができます。
重曹はpH8.2、 セスキ炭酸ソーダはpH9.8です。
この商品は粉ですので、溶かしてスプレーとしても使用できますし、浸け置き用として使用することも可能です。
この商品に記載されている使い方を見ると、
スプレー液の作り方:水500ミリリットルに対し、この セスキ炭酸ソーダ 5グラムをよく溶かします。
浸け置きの方法:水30リットルに対して、 セスキ炭酸ソーダ 30グラムを入れます。
とあります。

高温のお湯を利用した方が汚れを落とす効果が高いのですが、掃除をしていてやけどをすることは多くあります。
一般の方にとっては慣れない作業ですので、なおさらです。
そのためにもやけどをしない程度の温度にすることがよいかと思います。
温度は徐々に下がっていきますので、密閉しない程度に蓋をしましょう。
適温を維持することで効果が上がりますよ。
密閉はしないほうがよいというのは、一般的に洗剤にはどんな成分が入っているかわかりませんから、安全性のためのことです。

シロッコファンなどは一度の浸け置きではきれいにならないことが多いです。
汚水を捨て、洗剤を作り直すことを何度か繰り返しおこなう必要があります。

アルカリとアルミは相性がよくないので、セスキ炭酸ソーダでアルミ製品を掃除することはやめてくださいね。

ブラシ
シロッコファンの羽の隙間をきれいにするためのブラシです。
アヅマ工業の物とよく似ています。
シロッコファンを一般のご家庭の方が掃除してもなかなかきれいにならずに時間がかなります。
このような専用商品を選ぶことでよりきれいに、時短につながります。
シロッコファンの汚れは完全にきれいにならなくてもいい、という気持ちでおこなったほうが気楽に掃除をおこなえます。
そのくらいにこの作業は大変です。

シロッコファンの場合、洗剤をスプレーして使用するよりも、浸け置きして汚れを柔らかくしてからその洗剤液に浸しつつブラシでこするとよく落ちます。

ヘラ
厚みのある油汚れをいきなりスポンジやブラシで取ることは難しいので、まずはヘラを使用します。
初めにこのヘラでどの程度油汚れを取ることができるかで、換気扇の掃除にかかる時間に影響しますので、面倒でもきっちりおこないましょう。
油が固い場合には、洗剤で柔らかくしてからヘラを使用します。

ナイロンパッド
多くの場合、固くなった油汚れを取る方法として洗剤を使用します。
洗剤が十分に浸透するように油汚れに刻みを入れるという目的でこのようなナイロン製のスポンジを使用します。
洗剤をスポンジに付けて、または汚れに吹き付けておこないます。
光沢のある換気扇の表面までこすってしまうと傷ができてしまうので、手加減が必要です。

ループパッド
換気扇の汚れのほとんどは油です。
その油には多少の厚みがあります。
そのため、『かき取る』ことが効率を上げるポイントです。
厚みのある油汚れに対して、マイクロファイバークロスでこすっていてもなかなか汚れは落ちてはくれません。
そこで使用するのがかき取るためのスポンジパッドです。
このようなループ状になった形状が油をかき取ってくれます。
換気扇の溝のようなところ・油が溜まるところに最適です。

マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスです。
毎日の掃除でしたら普通の雑巾がよいのですが、ある程度溜まった油汚れを取る場合にはマイクロファイバークロスの方が効率が上がります。
しかし、マイクロファイバークロスは換気扇表面に目には見えないような傷を作ります。
年に数回程度の使用なら傷が目立ってくることはないと思いますが、毎日のように使用すると、換気扇表面の光沢が薄れてしまうこともありますので、いつまでも光沢を残したい場合にはあまり使用しないほうがよいです。

効果的な順番は、
ヘラ→ナイロン製のスポンジ→ループ状のスポンジ→マイクロファイバークロスの順番です。

手袋
手袋はこの画像のように折ることによって洗剤液が皮膚や服に付着することを防いでくれます。

まとめ

100均の商品で何年ぶりかの本格的な換気扇の掃除にはあまり向いてはいないかもしれませんが、数か月に一度の手入れ感覚でおこなうにはこのような商品でも十分きれいにすることは可能です。

人によっては目に付くところに掃除道具は置きたくないという方もいらっしゃるでしょう。
100均商品はそのような方にはとても向いています。
使い捨てがよいというわけではありませんが、油汚れが付着した道具をきれいにしてまた再利用するということは難しいですし、不衛生でもあります。
長く使い続ける物と使い捨ての物とをうまく見極めながら、また、効果があるものと効果がないものとをうまく見極めて、出費や作業時間などの無駄を省くということができれば掃除も上達していくことでしょう。

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