今年の春ごろから洗濯が終わった衣類を見ると、黒や茶色い異物・汚れ(カビや石鹸カスのような物)を確認するようになりました。
洗濯機の購入から2~3年位しか経っていないので、汚れるのが早いなと思ったのと同時に、このような汚れは初めてだったので、このまま使い続けて体に何か害が出てきてしまうのではと不安に駆られました。
また、白いシャツなどに汚れが付着すると結構目立つので、早期に何とかしなければと考えました。
自分には洗濯槽の掃除の経験は全くありませんでした。
ですのでネットで洗濯槽のクリーナーについて調べてみると、塩素系・酸素系漂白剤・その他いろいろとあります。
どれを購入していいのかわからず、塩素系でも酸素系でもない無難に普通の某大手会社の200~300円程度のクリーナーを選びました。
その洗剤を使用すると、泡が良く出ていかにも洗浄しましたみたいな下の画像ですが、効果はほとんどなく、何の気休めにもなりませんでした。
何の効果もない某大手会社のクリーナーを使用後、その洗剤のあまりの無力さにこの洗濯槽の汚れの問題は解決できる問題なのかと不安になってきました。
この段階で選択肢にあるのが塩素系・酸素系の洗剤です。
ネットで調べると酸素系漂白剤が有効との記事が目立ちます。
しかし酸素系漂白剤を使用した場合、カビや石鹸カスのような汚れカスを網ですくったりしなければならず、面白そうではあるけれど余分な手間が相当かかりそうですし、値段も400~1,000位とそこそこするようです。
塩素系の場合はというと、300円程度の洗濯槽クリーナーがある一方で2,000円程度でメーカー推奨(純正)の洗剤が出ているようです。
洗濯は毎日しているので使えなくなってしまうと相当困ります。
もう絶対に失敗したくないという気持ちが先行し、確実に効果がありそうなパナソニック純正洗濯槽クリーナー(塩素系 N-W1 Panasonic タテ型用)を購入しました。
私の具体的な洗濯槽クリーナーの使い方
私の洗濯機はPanasonicのNA-FS70H6です。
糸くずフィルターをきれいに掃除した後、『槽洗浄』のコースがある場合にはこれを選ぶらしいのですが、私は洗浄工程の途中の様子を見たかったのであえて標準のコースを選択しました。
水量:最大、洗い:最長、で設定しました。
換気を十分にし、初めの給水が終わったら一時停止を押し、手袋をして洗濯槽クリーナー(塩素系 N-W1 Panasonic)を全て入れます。
洗剤を入れるときに水はねがあるので注意したほうが良いです。
運転を再開し、洗い(私の場合15分以上の設定)が終わった画像です。
洗いが終わったら水位を上げるためにバケツなどで水を足し、浸け置きを行います。
注意!
このとき、あまり水を足しすぎると洗濯機にエラー表示が出て、すべて排水されてしまいますので注意が必要です。私は一度失敗し、せっかく購入した洗濯槽クリーナーがすべて排水されてしまいました。
この浸け置きを11時間程度行わなければなりませんが、私の場合、時間がなかったため6時間で終了させてしまいました。
その6時間後の画像です。
洗い後と比べてそれほど色が変わっていないように感じ、効果がなかったのかなとちょっと落ち込んでいました。
しかし落ち込んでいる時間はないので、浸け置き後に水量:最大、洗い:最長、すすぎ:最大(給水)、脱水:1回 の運転をスタートさせます。
洗い:最長が終わった時点でちょっと中を確認してみました。
かなり中が濁っていたので安心しました。
その後、すすぎ:最大(給水)、脱水:1回 を再開しました。
念のため、すすぎ時に下の画像のところやその周辺も手ですすいであげたほうが良いです。
浸け置き時間を短めにした結果
浸け置き時間6時間という短時間の設定でしたが、見た目はきれいになりました。
その後、洗濯物への汚れの付着はどのようになったかというと、汚れの95%位は減少させることができたように思えます。
洗濯物の仕上がりを見ると汚れは完全になくなったとは言い切れません。
この結果から、浸け置き時間が影響しているのかもしれませんし、標準ではなく槽洗浄のコースを選択していればもっと効果があったかもしれません。
しかし比較的短時間でここまできれいになることは想定外でした。
いつもの洗濯終了後、ふたを開けてみると洗剤の香りが漂ってきました。
今までもこんな香りしていたかな?
これは洗濯槽クリーナーの洗浄の効果かもしれませんし、ただの気のせいかもしれません。
この洗剤には大変満足しましたが、今回の件で洗濯槽の掃除にちょっとした関心がわき、今度は酸素系漂白剤で試してみたいなと思う今日この頃です。